大塚グループという名前を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?すぐに思い出せない人でも、オロナミンCドリンク、ポカリスエット、カロリーメイトなどという商品名を聞けばすぐにわかるのではないでしょうか?これから紹介する大塚ホールディングスの子会社である大塚製薬株式会社では、医療用医薬品だけではなく、これらの機能性飲料や食品を主力商品として事業展開しています。
大塚ホールディングスの沿革
大塚ホールディングスは、大塚製薬株式会社、大鵬薬品工業株式会社をはじめとする大塚グループの持株会社です。2008年に大塚ホールディングスが設立されるまでは、大塚製薬株式会社が大塚グループの中核を担っていました。大塚グループは1921年、徳島県鳴門市に大塚製薬工場が創業されたことが起源となります。その後、1963年に大鵬薬品工業、1964年に大塚製薬を設立し、オロナイン軟膏、オロナミンCドリンク、ポカリスエット、カロリーメイト、ボンカレーなどのヒット商品を次々に生み出しています。
上場以前から多数のグループ会社、関連会社を所有していましたが、それぞれの会社の株式を持ち合う形で成長してきました。しかし、大塚グループとしてより一層の経営強化、経営基盤の確立を図ることを目的に、新たに設立した持株会社である大塚ホールディングス株式会社に大塚製薬の株式をすべて移転し、グループ会社、関連会社もすべて子会社化しました。その後、2010年に東京証券取引所第一部に上場しています。現在では、国内外にグループ会社約200社を有する一大グループとなっています。
大塚グループの強み
大塚グループの強みの源泉は人材にあります。すべての社員が世界中の人々を健康にという願いを実現するため、ぶれることのない企業理念のもとに事業活動を継続し、その結果として代替できない強みを獲得しています。一つはゆるぎない企業理念です。既成概念にとらわれない独創的な発想で、大塚だからできること、大塚にしかできないことを実践し、世界中の人々の健康に貢献しています。二つめは3つの健康に貢献しています。時代や地域にとらわれないあらゆるニーズに的確に対応し、身体的健康、精神的健康、社会的健康の実現に貢献できる製品やサービスを提供し、長期的な視野を持って事業展開を行っていきます。
三つめはあくなき独創性の追求です。研究開発から販売に至るまで、すべての事業戦略の改善策において常に独創性を追求していきます。顕在化しているが満たされない医療ニーズ、消費者が気付いていないニーズなどに対し、大塚ならではの新たな発想、これまでにない斬新な発想を追求します。常に革新的な製品やサービスを創出し続けることにチャレンジします。
世界中の人々の健康に貢献する
大塚グループといえば、オロナミンCドリンクやポカリスエットばかりが目立ちがちですが、日々の健康の維持・増進、疾病の診断から治療までを担うトータルヘルスケア企業です。革新的で創造性に富んだ医薬品、機能性飲料・食品などを通じて、人々のより豊かで健康的な暮らしに貢献し、健康のためになくてはならない企業を目指しています。